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2009年05月11日

南の島旅行記2。

さて、3日目に風も波も良くなりそうとのことで、shuさんと海に出ることが出来ました。
http://blog.livedoor.jp/faithischoice/
shuさんは言わずと知れた石垣島カヤックジギングの開拓者で、バショウカジキから旨そうなミーバイまで釣りまくりなヒトです。
2年前に伊豆入りされた際ご一緒させていただき、そのフィッシングスタイルの差に驚きを隠せませんでした。

前日に海域の説明を受け、当日は夜明けとともに出艇です。
カヤックはマリブカヤックスのエクスファクターをお借りします。
海は見事なまでのナギ、カヤックの下にはサンゴがいっぱい。
期待とかなりの不安の入り混じったスタートでした。

伊豆の海ですら自分はあまり使わないティファのガルフストーリーム66にセルテート3500HDカスタムをライト用に、リーフエッジから外のなにが来るか分からないポイント用にはshuさんからお借りした6オンスクラスのジギングロッドにステラ8000PG。
まずはリーフエッジでやってみますが不発。

海況がいいので少し遠めに出てみましょうとのことで一気に西方向へ。
水深60mほどの場所でボトムを切ったところでファーストヒット!
南の島旅行記2。
イソフエフキ(クチナジ)こんなサイズでもパワフルです。
記念すべき初フィッシュとなりました。

それにしてもすばらしいブルーです。
伊豆のほうだと夏の一時期こんな潮になることがありますが、あまりにも透き通ったブルー。
その中を50cmほどのツムブリが泳ぎまわっています。
ちょっと感動しているとshuさんにヒット!

よく分かりませんがエライ勢いです。なにがってカヤックのスピードが!
明らかにエレキよりも早いスピードで走り回ります。えらいことです。
メーターシイラ掛けたときも結構走りましたが、それどころではないです。ありえないスピード。

しばらく縦横無尽に走りまくる魚・・じゃなくてカヤックを見てたら痛恨のリーダーブレイク!
shuさんの雄たけびが海上に響き渡ります(笑)
そして・・これをみてマジメに恐怖を感じてしまいました。
あんなん掛かったら本当に対処できるんだろうか・・・。

おそらく20kgオーバーのイソンボとのこと。
あのツムブリはベイトだったみたいです(汗)

自分はというと、マジビビリでむしろツムブリでも釣ろうかと(笑)
ボトムからややハイスピードにジャークしてきたところ、海面から20mくらいでヒット!
さほどの強さは感じなかったのでホッとしながらとりあえずがっちりフッキング。
「それほどのサイズじゃなさそうですよ」なんていいながらやり取りしてると、いきなり魚が猛ダッシュし始めました!!
ウィーーンと高速でスプールが回転します。安リールならもうこれだけでだめになっちゃいそうなくらい。
ロッドを完全にのされそうになるので一度握りなおして起こします。
なんとか魚が止まったのでリフトしますがものすごく速いです。でもさすがステラPG!このリールは強いです。
そして・・フッとテンションが抜けます。「ばれちゃったかな」なんて言ってるとshuさんが「ついてるよ!」と。
一瞬テンションが戻ったその時、
「ドバーン」カヤックの10m前くらいで海面が炸裂!
なんだか分かりませんがもうありえないくらいデカイヒレが見えます。
もう訳が分かりませんが急におとなしくなった魚を取り込みます。

南の島旅行記2。
カマスサワラ。ですが後ろ半分が行方不明、瀕死です。そしてややグロ。

なんと海面を割って飛び出したのはサメ!しかもでかいです。というのもカヤックの周りをしばらくグルグル回ってたんです。
写真撮れば良かったのですが、完全にフリーズしてしまいました・・・。
そのときは2mちょっとと思っていましたが、冷静に考えると余裕の3mオーバーだったと思います。
ちなみにこのカマスサワラにしても完全体なら余裕のメーターオーバーです。
この状態で9ポンドくらいありましたから・・・。
この魚はあの恐ろしいサメにプレゼントしました。

ここで完全におなかいっぱいになってしまったのとサメ出現で場が荒れてしまったのでリーフのスリットへ行ってガーラなんかを狙ってみます。

残念ながらガーラのヒットはなかったのですが、数本のミーバイをゲット。
南の島旅行記2。
ユカタハタ。
南の島旅行記2。
バラハタ。
なぜか安心します(笑)

ここで少し風が出てきたのと午後の予定があり戻ります。
帰りは干潮。サンゴがすばらしい!!
南の島旅行記2。
カヤックの上からこのサンゴ。

今回のカヤックフィッシングはかなり考えさせられました。
体力的な部分、テクニック、タックル、これらがかなり高いレベルでバランスをとらないと楽しいとかそうでないとか言うより危険。
さらに天候、海況の読みやメンタルも重要です。
ちょっと手軽に・・とは行かないのがココでのカヤックフィッシングのようです。
なんせリーフ内でも10kgクラスのガーラがヒットする可能性が充分にあるわけですから。

自分が体験したことなんて石垣島ではたいしたことではないのかもしれませんが、こればっかりは実際に体験してみないと分かりません。
だだっ広い海の中で、ピンポイントに案内できるshuさんも恐ろしいです(笑)なにせ魚探もGPSもなく、海図とコンパスグラス、あとは山立てですから。

興味のある人は絶対一度は経験すべきです。
自分もやっと心の準備が出来たので(笑)絶対に再チャレンジしたいと思います。
あ、カヤックしっかり漕げたほうがいいですよ。今回のポイントまで直線距離で5kmほどありましたから(笑)
風がでたら帰るのに何時間かかるんだろう・・・。






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この記事へのコメント
今回潮流が動き出すのは午後からの予想だったので、大潮の潮汐を頼りに
ポイントを考えましたが、思い出に残る一発が出てくれて一安心でした。

20キロオーバーのイソマや約10キロほどのカマスサワラがヒットしたあの
ポイントは海底地形図からは分からないポイントなので遊魚船が止まってい
のを見た事がありません。石垣では動力船からでも10キロオーバーの魚を
ヒットするのは結構大変な事なので、カヤック釣行で地道に開拓して得る事
ができる素晴らしい一面だと思っています。

上層でヒットする魚はクネクネ系(シイラ、ツムブリ、カマス等)が多い
ので、鋭い方向転換で一瞬テンションが抜けて「バレた?」と感じる事があります・・・それで「巻いてー!ついてるよ!」と叫びました(笑)。

今回はシャローでしたので、次回はぜひセミディープゾーンへ行きましょう!
・・・釣行時間がもう少し長くなりますが(笑)。
Posted by Shu at 2009年05月11日 20:42
Shuさんのブログを読んでから、ずっと楽しみにしていました(笑)

いやぁ~、ドキドキです。
綺麗な景色も、ライトタックルでの爆釣も、すべてが吹っ飛ぶ強烈な「ドバーン」でした。
考えただけでも恐ろしい、というか、フリーズにも納得です。いや、僕なら竿を離してしまったかも・・・(笑)

あっちの海は、ほんとにこちらとは違いますね~!
Posted by こーだ at 2009年05月11日 21:21
Shuさん>
いやはや、本当にいい思い出になりました(笑)
カヤックならではの利点と、逆のいかんともしがたい困難を同時に体験しました。
よだれが出るほどいいポイントですが・・関東でも何とか探して見ます(笑)
今回短いと思ってた釣行時間ですが、実際には6時間あまり浮いてたんですね。これからの季節はかなりきつそうです(笑)さらにディープのジギング、頑張って鍛えておきます。

こーださん>
どんなでかいのが来るか分からないということは本当に恐怖です。
いろんなところを詰めてかからないと返り討ちにあってしまいますから。
今年は何とかこちらの海でも負けないような魚を獲りたいです(笑)
Posted by catfish at 2009年05月11日 22:07
サメ。
すいません、笑っちゃいました。
できればマリンパックつけたデジカメ突っ込んで動画撮って欲しかったです(笑)
そりゃ固まりますよねぇ。万が一のときは命の保障ないっすからね。
くわばら、くわばら。
カヤックそんなに漕げないし、怖いし、私もミーバイに安心系です(笑)

オカッパリ編も楽しかったです!
Posted by 双子観察長 at 2009年05月11日 22:23
いやーー・・・・
まるで漫画ですね(驚)
とりあえず、いつかは経験してみたいようなみたくないような衝撃のレポートでした!!
それにしても、南の島、天候に恵まれて満喫されたようでよかったです!!
Posted by ホエール at 2009年05月11日 22:57
すばらしい!すばらしい!すばらしい!
投稿みんな待ってたと思いますよ。

いろいろ予想してましたが、そういうオチでしたか。
ぜひ3mのサメ退治....はShuさんにお願いしておきましょう。

と言ってみたものの、やっぱり危ないことはやめましょう。

なんだか一気にUPするのはもったいない内容ですね。あとでまたゆっくり読ませてもらいます
Posted by J-Yamada at 2009年05月11日 23:11
お疲れ様でした(^^/
レポート待ってました♪

>期待とかなりの不安の入り混じったスタートでした。

これ自分も同じでした。
とにかく付いていこうとだけ考えてましたよ。
さすがにサメは出ませんでしたけどね(笑)
あ~また行きたいなぁ。

ある程度のパドリング力は必要だと僕も思いました。
「さぁ、戻ろうか」といわれてから着岸まで向かい風の中1時間半。
ヘロヘロになりましたから。
Posted by nobu at 2009年05月12日 09:23
観察長さん>
いや~笑い事じゃないっすよ!
デジカメそもそも防水なので撮影は可能だったんですが、あまりに近すぎてびびりまくってました(笑)
ミーバイがあんなに癒し系だったとは・・・。

ホエールさん>
一部始終動画で撮りたかったですよ(笑)
あんまり楽しすぎておかしくなりそうでした。
ぜひ取材で行って下さい。

J-Yamadaさん>
いろいろ託しますよ(笑)
時期的には浅場の活性も上がってるでしょうからとんでもないのがヒットするはずです!
とりあえず記憶が鮮明なうちに一気にUPしてみました(笑)

nobuさん>
nobuさんはセミディープまで行ったんですよね?
自分は今回錦さんにも行けなかったのでまたリベンジしたいです。
是非行きましょう!
でももう少し脂肪落としてトレーニングします(汗)
Posted by catfish at 2009年05月12日 21:50
自分にはスーパーディープでした(笑)
気持ちは頑張ってファーストピッチのショートジャークでも、底にあるジグは超スローで超ショートジャークだったんだろうなぁ~っと(笑)
けど、とりあえず魚が反応してくれたのでよかったです。
次回は錦サラダを是非どうぞ♪
Posted by nobu at 2009年05月13日 19:00
nobuさん>
確かにボトムのジグ、ガンガン動かせる自信はありません(笑)
あ、コッチで釣りしたときに80mまで20gのジグ落としたときはさすがにきっちり動かせたと思います(爆)
Posted by catfish at 2009年05月13日 23:06
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